花暦~はなごよみ~ 花咲く季節

新緑の緑は、深緑へと深みを増し少しずつ夏の気配が感じられるようになってきました。花はというと、昼の暖かな陽射しと夜間はまだ冷え込むこの時期にぐんぐん成長し、色を深めていきます。今回は初夏の爽やかな朝のような色合いの花を活けてみました。一年中手に入るバラですが、この時期は一際輝いています。

[季節の花]バラ(アムールブラン)・スプレーバラ(ウイット)・ルピナス・クレマチス・ニゲラ・ドウダンツツジ・リモニューム

花の爽やかさに合わせて透明な花瓶を用意しました(オンラインショップよりご購入できます。「花だより」の中の「ボトルベース」です)。たっぷりと水が入るため安定し、口がすぼまっているため、投げ入れするにはピッタリの器です。

〈a〉まずはドウダンツツジの枝振りをしっかりと確認し、飾る場所に相応しい向きの枝を切り出します。

〈b〉主役となるバラを2種類、しっかりと顔の向きを確認して活けます。

〈c〉その他の小花たちは好きな順番に活けていただいて構いません。大事なのは飾る場所と、どの向きから眺めるのかをしっかりと考えた上で活けることです。窓から入り込む、爽やかな風に揺らめく枝や花を愉しむ時間を想像しながら活けると良いですね。

講師 曽我部翔
1982年北海道旭川市生まれ。2004年フランス『アートフローラル国際コンクール』日本代表として出場。2006年メリディアンカップ フランス観光局賞受賞。2017年パリにて個展開催、花いけバトルinオランダ2連覇、花いけバトルinパリ優勝など、世界各国で活躍。NHK「趣味の園芸」「あさイチ」などメディアへの出演も多数。世界に誇るトップクラスのフラワーデザイナー。

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