よりコラム no.5

シドニー五輪(2000年) テコンドー銅メダリスト 岡本依子さんによる『よりコラム』。毎月1回「美と健康」について配信していきます。

蒸し暑い夜に眠れる方法

▲鍛治先生「睡眠改善セミナー」の様子
(ロングライフ埼玉越谷にて2022年1月11日撮影)

皆さま、暑い夜に寝ることができず、お困りではありませんか?

今回はロングライフでもセミナーを開催してくださった睡眠改善
インストラクターの鍛治恵先生がNHKラジオに出演された時の
『蒸し暑い夜に眠る方法』をご紹介いたします。


<対外環境 ~深部体温を下げる環境~>

身体は表面から熱を発散し、汗をかくことで深部体温を下げて眠りに入る準備をするので、
熱が発散されないと眠ることが難しくなります。

寝具は木綿のタオルケットやガーゼケットが好ましく、木綿よりも麻のほうが、ひんやりした感触と水分を蒸発させる点でより優れているそうです。

パジャマもステテコの素材に使われる伝統の楊柳(ようりゅう)が熱を逃がすのでお薦めです。

寝室環境の目安として、一般的に温度が25~28℃、湿度は50~60%が望ましく、クーラーだけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用することでお部屋に気流を作り体温を下げます。

布団乾燥機などで部屋をからっとさせるのも良いです。

<体内環境 ~日中に眠りのもとをつくる~>

朝の目覚めや日中の過ごし方が眠りに影響します。

朝に雨で曇っていても太陽の光を見たり、お部屋に太陽の光を取り込む。日中に活動量をあげたり、起きる時間を一定にして生活リズムを作るなど、交換神経をあげてメリハリのある1日を過ごして昼間に「眠りのもとをつくる」ことが大切です。

日中の過ごし方で「眠りのもと」を作ることを意識して、ぐっすり眠り、暑さに負けず、元気に過ごしましょう!

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