よりコラム no.7

シドニー五輪(2000年) テコンドー銅メダリスト 岡本依子さんによる『よりコラム』。毎月1回「美と健康」について配信していきます。

自律神経を整える「呼吸法」

皆さま、朝晩、寒くなってまいりましたが、お元気にお過ごしでしょうか?
今回は自律神経を整え、身体を温めることにも効果のある「呼吸法」についてです。
一日の呼吸は2万~3万回行われています。無意識にしていますし、意識してもできる運動です。

<呼吸をただ意識する方法>

まず、意識して呼吸するのではなく、呼吸を感じるという方法があります。

息がどこから入ってきて、どこを通って、どこから出ていくのかを観察してください。五感を使って、何が聞こえてくるか、何が見えているか、どんな匂いがしているか、どんな感覚が伝わってくるか、どんな味がするのか、感覚を研ぎ澄ませてください。
呼吸法というわけではありませんが、「今、ここ」に意識を集中させると頭も身体もリフレッシュできます。大事なのは、心地よく感じることです。

吸う息と吐く息

口よりも鼻で呼吸した方が健康的であるそうです。「吸う息が吐く息より長い」と交感神経が働き、集中できます。また、「吐く息が吸う息より長い」と副交感神経が働き、リラックスできるそうです。
良い気を取り入れて、悪い気を吐き出すようにイメージして呼吸を行い、呼吸がしやすいように肋骨がスムーズに動くことのできる態勢を意識しましょう。

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