移動入浴車を製造販売する会社、株式会社デベロの本社へ行ってきました!Part2工場見学編
2021年度入社の広報Tが、企業訪問・工場見学についてリポートいたします! Part2工場見学編
4月18日(火)、株式会社デベロ※にて企業訪問・工場見学を行いました。
※株式会社デベロは移動入浴車を製造販売、開発、入浴福祉等の研修教育を行う会社です。
Part2工場見学編スタートです!
Part1訪問編をお読みでない方は、是非先にそちらをご覧ください。
今回は、移動入浴車の製造についてご紹介いたします。
工業用帽子を被らせていただき、安全確認。工場内をご案内いただきました。
株式会社デベロでは、製造担当者1名が全て手組みで、1台につき2週間(車・部品がある状態からの作業時間)で製造しているのだそう。
写真のように、製造中の車には、営業責任者と製造責任者の名前と顔写真、受注内容や車の仕様が分かりやすく貼られています。
移動入浴車の説明をしてくださいました。
中央に見えるのが分割浴槽です。
実際の利用方法は、ご自宅によって異なりますが、車に付いているボイラー(左奥)にてお湯を沸かし、そこへホースを繋げて、ポンプ(左手前)の圧力によってお部屋に設置した浴槽へとお湯を送ります。
想像していたよりコンパクトに収まっていて驚きました。
見た目も一般的なバンと変わりませんよね?
実は移動入浴車には、煙突がついているのです!
煙突がひょっこり出た車を街で見かけたら、それは移動入浴車の目印です!
皆さまもぜひ気にして見つけてみてくださいね。
続いて、部品を管理する倉庫へ。
移動入浴車の組立に必要な細かい部品から金具まで1000種類以上の部品がここで管理されています。
部品一つ一つに札が付けられており、使用する際はそれを取って作業、パソコンでも同時進行で在庫管理されているのだそう。 綺麗に分かりやすく整理・管理されているため無駄も出ず、経費削減にもつながったそうです。
また、移動入浴車1台1台にセンサーを設置して、機器の調子が悪いとセンサーが感知し本部にお知らせしてくれるシステムを開発中とのこと。
このことから「故障前にメンテナンスに駆けつけることも将来的には実現します」と吉馴さん。
業務の効率化にもつながりますね。
続いて、本社2階にある研修施設を見学いたしました。
写真は浴槽を、お客様の頭側から見たものです。
右手前についているレバーを回すと、お客様の体がゆっくりお湯につかるようになっています。
このレバー、敢えて手動の作りにしているそう。
自動の方が作業としては簡単かもしれませんが、降下時の音がどうしても響いてせっかくのくつろげるお風呂の時間の邪魔をしてしまうと考え、この形を採用。お客様のお気持ちに寄り添った株式会社デベロのこだわりがみえました。
こちらは、お亡くなりになられた方をお風呂に入れてお見送りする「湯灌(ゆかん)」という儀式で使用される設置型清浄槽。右は繭玉をイメージしてデザインされたものです。
最後に、「訪問入浴をご利用されるお客様は、今日が最期の入浴になるかもしれないという生活をされている中で、移動入浴車の故障によってサービスを中止するわけにはいかない。常に安全・安心な入浴サービスが提供できるように、アフターサービスにも注力しています」と専務の浅野さん。
この先訪問入浴の需要は無くならないとも仰っていました。訪問入浴は生まれてから亡くなるまで関われる唯一のサービスなのだと実感しました。 一生で最期のお風呂かもしれない、私たちが安心して利用できているのは株式会社デベロのお陰なのだと分かりました。
私達ロングライフグループも大阪府、千葉県にて11拠点で訪問入浴事業を展開しています。
お近くにもしお困りの方がいらっしゃいましたら、ご相談くださいませ。
株式会社デベロの皆さま、今回は急な訪問にご対応いただきましてありがとうございました。
□株式会社デベロについて
所在地:〒310-0841 茨城県水戸市酒門町1744-2
事業内容:商品開発、アイデア開発、工業所有権の管理運営及び斡旋、開発製品及び関連製品の製造販売、上記各項目の設計施工
設立:1970年