ヘルス＆ナチュラルビューティ　エグゼクティブマネジャー／シドニー五輪テコンドー銅メダリストの岡本依子がリポートいたします！

今日のスポットライトさんは、エルケア船橋訪問入浴センターのIさんです！

『非常勤さんではありますが、当事務所で13年勤務(今年14年目)して頂いているベテラン看護師であり、様々なケースのお客様への対応をして頂いております。』とF様から推薦されて、取材を受けてくださいました。

Ｑ：お客様が笑顔になられ、うれしかった出来事を教えてください

Ａ：それはほぼ毎日あるのですが。

Q：特に印象に残っているような出来事はございますでしょうか。

Ａ：そうですね。以前、６０代前半のＡＬＳのお客様の訪問入浴をさせていただいておりましたが、お客様は酸素呼吸器をされないと決めていらっしゃいました。日に日に、症状も悪化していく中、血圧も８０を切るような状態の中でご家族様からのご要望でなるべくご負担にならないようにすばやく入浴をしていただきました。お客様はその夜にご逝去なさいました。お焼香に参りましたら、お嬢様から「お母さんはお風呂に入れてもらうととても安心した顔になっていました。ありがとうございました。」とお話しくださいました。

Ｑ：お仕事中、こころがけておられることを教えてください。

Ａ：訪問入浴を必要とされるお客様はいつ何があるかわかりません。「今日が最後のお風呂」と考えて、最善を尽くすように心がけています。

訪問入浴はご家族様にとって、もちろん、ご本人様にとっても、尊い人生を生きるためにお役に立てる素晴らしいお仕事だと改めて学ばせていただきました。

ロングライフ号の前に立つIさん